新陳代謝について知る「正しい新陳代謝について考える」健康・美容健康美和けんこうびより

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　正しい新陳代謝について考える

普段の生活の中で、「以前に比べて疲れやすくなった」「肌が荒れるようになった」「肩こりがひどくなった」などというお声をよく聞きます。皆さんもそんな事を感じたりしませんか?

もし、「年をとったから仕方がない」とか「体質が変わってしまった」とか諦めてしまっているならば、ちょっとその前に「新陳代謝」について考えてみませんか? もしかしたら、新陳代謝を高めることで改善できるかもしれません。

でも、そもそも「新陳代謝」とは何?って聞かれると、漠然としたイメージはあるものの、正確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。

「新陳代謝」を辞書で調べると、「新しい物が古い物にとってかわること。」と書いてあります。
健康や美容にまつわる文献の中で、よく「新陳代謝」という言葉が出てきますが、一般的には、身体の中の細胞が以前のものと新しく置きかわることを指しています。

「ターンオーバー」という言葉を聞いたことがあるかと思います。よく「お肌の生まれ変わり」を表す言葉として出てきますね。これもいわゆる「新陳代謝」を表す言葉として用いられています。

人間の細胞は60兆個もあると言われています。その全ての細胞が時間とともに新しいものに入れ替わっていくのが「新陳代謝」なのですが、その新陳代謝のサイクルは部位によっても異なりますし、それぞれの年齢や個体差によっても若干の違いがあります。

たとえば部位ごとに言えば、お肌の細胞は28日周期、心臓が22日周期、胃腸の細胞は5日程度の周期と言われています。長いものでも3ヶ月程度の周期ですので、少なくとも一年に4回は身体の全細胞が生まれ変わっていることになりますね。

年齢毎に新陳代謝のサイクルが異なることについて説明すると、先ほどのお肌の例を取ると、20代の女性が「28日周期」なのに対して、40代の女性になると一ヶ月半位かかるとも言われています。
小さい子供のけがの直りが早かったり、肌が常に若々しかったりするのは、この新陳代謝のサイクルが大人よりも早いからなのですね。
けがの治りが年齢とともに遅くなったりするのは、新陳代謝の周期、つまり、細胞の生まれ変わりのサイクルがだんだんと伸びていくからなのです。髪の毛の生え変わりなども同じことが言えます。

また、正常に新陳代謝が行なわれていると身体の疲労も回復しやすくなったり、病気にもなりにくいというメリットがあります。反対に新陳代謝が正常なサイクルより遅い場合は、老廃物が身体に溜まりやすい、肌が荒れてしまう、怪我や病気も治りにくくなるといったデメリットが生じます。

他にも、「ダイエットに取り組んでもなかなか痩せられない」「冷え性になる」「便秘気味になる」「身体がだるい」「むくみが出る」こうした症状は新陳代謝が正常に行なわれていない可能性があります。

では、新陳代謝を高める方法としては何があるのでしょうか？